2007年8月アーカイブ

「8」人の「東京」
8 tokyo(s) 2007 August

同僚と飲みに行くと、なんとなくうだつの上がらない与太話になってしまう期間がずいぶん長くあって、そういうのも飽きたというか、もうちょっとシンプルに行きたいよねぇなんてところに戻ってきて、そっか素直に手を動かし続けてれば満足なのかも知れない、僕ら。
と、そんな単純な主旨で作りました。

1つテーマを掲げて、参加者それぞれの回答を出す。
いわばグループ展的ノリですね。

今後も回を重ねたいと思い、且つ、できれば参加メンバーも流動的にしたいという思いから、「8」人の「東京」としています。括弧の中が可変の器というイメージです。今回は8人で東京をテーマにしたから「8」人の「東京」。次は、「15」人の「埼玉」かもしれません。いや、埼玉をやる予定はないですが。

ということで、今回はうだつの上がらない話に浸っていた飲み仲間で構成されているわけで、あまり面子に意図はありません。随時参加者募集中でもあります。竹芝に勤めている必要もまったくなく、日頃クリエイティブな仕事をしつつ、たまには別の側面から社会の関わりたいと思う[謎]。そんな思いを持っていて挙手!という方はお気軽にメールでも下さい。(もちろん竹芝勤めの方も)

で、今回は「東京」をお題にしてるのですが、僕自身は、東京のシステムに焦点を当てています。交通網から何から複雑怪奇な東京のシステムですが、それを作り上げた先人たちのモチベーションは、大体において良質なモチベーションだったのではないかと仮定してます。各々が「もうちょっとこの辺良く出来るといいのに」という気持ちで活動して形にしてきた。そういうモチベーションの塊なんじゃないかな東京は、と。そんな思いと別に、今回は何にしても1枚絵で行きたいという、とても個人的な思いとが相まって、こんな形でのアウトプットになっています。

全体を通して。
1回目ということもあり、各々これに掛ける思いにもギャップがあって、それはそれで面白いなと思っています。特にデザインに従事して比較的期間の短いメンバーの熱い思いが、ドバァと出てきているのは着目すべき点というか、まったく知らない側面があったりなので、僕自身ある意味、日頃の仕事を反省すべき点でもありました。まあ反省だけでなく「頼むから仕事でもそれ出せよ」という心の声も聞こえてきますけど、先輩デザイナーの小言みたいなので本人には言ってません。ここに独り言として書かせていただきます[謎]

昨日は、このメンバーで酒を飲みながら各々の作品のプレゼンみたいな席を設けました。なかなかに盛り上がったわけですが、ふと気付くと、うだつが上がらない与太話が一切出てこなかったなぁと、こりゃいいなぁと大分満足だったりします。

SEIBU EXPRESS
SEIBU EXPRESS
/ SOGO EXPRESS

久しぶりに大分Flash味なサイトが出来ました。
西武、そごう、それぞれで別サイトになっていますが、ミレニアムリテイリンググループという事で主旨は一緒です。

100点前後のそこそこな量の秋のコレクションを、お近くの店舗で絞って見て行くことが出来ます。スライドショー的な構成になっていて、サクサク見ていけるのが特徴。

最近は長いというか、デカいと言うか、そういう方向のサイトを手がけることが多かったので、なんか嬉しいですね。こういうものができるのも。

FlasherはKazshこと白井氏。案外こうやってガッツリご一緒させてもらう機会が今までなかった。案件に対して「こういう方向で答えを出したい」というのが明確で、常に一緒に考えられている感じが楽しい。
かつ、どんどこ形にして、ああかなこうかなの試行錯誤を繰り返す姿、まさに職人。
それにしても、とても楽しそうにFlashを触る。まさに職人。

BGMもいい仕上がり。
さすが栗原氏、こういうの得意ですね。

いやはや短距離走ではありましたが、それも相まって非常に楽しくできました。(結構短距離好き)

以下、クレジット(整理中)

Account Executive: Yu Morita
Art Director: Ryuta Modeki
Interactive Contents Designer: Kazutoshi Shirai
Designer: Takashi Kishine
Sound Designer: Masaomi Kurihara
Markup Design Engineer: Daisuke Hariyama
Project Managers:Taiji Utagawa, Yu Morita


Production: Business Architects Inc.
Client: MILLENNIUM RETAILING GROUP

8月18日発売のWeb Designing2007年9月号にインタビューが掲載されています。

Web Designing 2007/9
Web Designing 2007/9

特集2「映像表現のバックステージ 」の「映像ディレクターたちが語る、Web映像の制作について」。先の休み明け初日が取材日ということで、ずいぶんユルユルな表情で写ってます。僕らしいし、洋平らしいし、史徒さんらしい、なかなかいい写真だと思います。因みに撮影場所はbAのビルの下。東京を味わえる素敵な眺望で、夜はお台場とレインボーブリッジの夜景がきれい。フロアがウッドデッキであるとたまに「ボー」と鳴るフェリーの汽笛がお洒落で、夜な夜な集まる恋人たちに親しまれてます。

直近の仕事がExploring ideas with youだったこともあり、企業ブランディング視点から見た映像って何だろうみたいな方向にまとめてますが、映像単体でどうだとか映像特有の何かみたいなところは正直しっかり考えたことはないので、別に新しい考察があるようなものではなく、いやはやすみません[謎]

タイトルに「映像ディレクターたち」とありますね。一応言っておくと、一緒に取材を受けた佐藤史徒氏は映像出身で、ある意味「映像ディレクター」の顔も持つけど、僕は違うしw
僕の名前をググったりすると、映画プロデューサーの奥山和由氏と一緒に仕事していた頃の何かが出てきたりしますけども、別にそれも映像制作面で活動していたわけでもなく、僕はどちらかというとグラフィック出身のWebデザイナーです。と何を改まってるんだこのエントリーは。いやいや、ここで言いたいのは僕は映像の何かをしっかり勉強してきた人間ではなく、あくまでWebデザインをする上で映像制作に出会って、こりゃ面白いとずぶずぶハマっていったという事実を改まっておきたかった次第。

映像にも特有の何かってのはあるんだろうけど、それは写真にしても、グラフィックにしても、イラストレーションにしても、アニメーションにしても、ちょっとしたコピーにしても、サウンドにしても、各々特有の何かを持ってるのであって、それぞれを個別に分類してここが特別ですよねと話していくのって、正直厳しい気はしてる。制作上のコツとか、テクニックに寄せればじゃんじゃんあるだろうけど、別にそんなのもアレだし。

「○○ってこと△△に伝えたいんだけど、何使おうかしら。あーここは映像でいくのがシンプルかしら。」いつもそんな具合で、大きくはなんでこの方法使うんだっけ?といった事をケースに沿って考えてみたり、小さくはそれとこれを組み合わせたら、こうなった!こう感じさせられてる!みたいな繰り返しが実に楽しくて、映像の独特なタイムライン(僕にとって独特)と他のタイムラインを一緒に走らせてみたり、表裏で合わせてみたりを楽んでいる。つまりそれは映像制作とはいえず、やっぱりWebデザインの範疇なので、単体で聞かれてもぴんと来ないんだと思う。

あえて言うなら、その独特なタイムラインという点かしら。無理矢理持っていく感じというか、見る側が想像することを断念するほどの無理矢理感というか。写真は嫌でも想像するじゃないですか。その絵の前後の時間とか、フレームアウトしている周りの状況とか。コピーなんて尚更。自分の記憶で補填して、自分なりの絵を作り出して楽しむもの。上手なものは、絵だけでなく気温とか風とか湿度とか香りとか、自分が汗ばんでる感じまで持ってくるものもある。映像はそういう想像の余地が少ないというか再生中は忙しくてそんな想像してられない。身を任せれば流れて行っちゃうタイムラインも、想像させない甘い環境を作っている。見終わった後ですよね、映像で何かが起こるのは。なにかの拍子に記憶に紛れ込んで行ったシーケンスがぼわーっと表に出てきたりして、なんでこんなところに紛れ込んでるんだよこれが。とおののくもの[謎]これが面白くもあり、厄介であり、場合によってはつまらない所でもある。

ここ最近は、その独特なタイムラインにちょいと酔ってきたので、気持ち間をおこうかしらなんて思っているふしもあったりなかったりというか、記憶で補填する行程が一番インタラクティブで面白いんだよなと初心に帰ったりでして。
あ、いや、映像系のご依頼があれば是非是非ご一報いただければとも思いますがw

http://www.mori.art.museum/contents/lc/info/index.html
2007年5月26日(土)〜9月24日(月・祝)
森美術館

続いて、ル・コルビュジエも見てきました。
森美術館は、いつもいつも本当にてんこ盛りの内容で・・・。充実してるというか、見ててぼおっとしてきます。やっぱり空気が薄いんではないかと疑ったりもしています。

内容自体は大満足。コルビュジエのアトリエ、マルセイユのユニテ・ダビタシオンの一部屋、カバノンが原寸で見れる。というかちゃんと室内を歩けます。特にユニテ・ダビタシオンは御大が考案したモデュロールがしっかり体感できていい。日本人の僕でもちょいと小さく感じるそれは、安心できる空間と取るか、狭いと感じるかは人次第か。同様のものをベルリンに建てる際には「天井が低い。」と駄目出しされたというエピソードがあるそうですが、長身のドイツ人にはちょっと厳しいかも。

この駄目出しされたベルリンのユニテ・ダビタシオン、天井を含めた一部だけ微調整したということで、全体のバランスが崩れる残念な結果になってるわけですが、一部直して納品しちゃう感じに親しみを覚えた[謎]

恥ずかしながら、コルビュジエがこんなにもたくさん絵画を描いているとは知らず(午前中は絵画の時間と決めていたそうで、実に自由に、実にたくさんを描いている。)、それに触れられたのも良かった。ある意味ONとOFFでもあったのだろうと想像できるのだが、晩年に向かうほど、建築と絵画の境目がなくなっていうというか、一人の作品になっていく感じとか、結構ぐっときた。

一方では安価に建てられるとか、小さいスペースでもとか、「機械」と言い切る機能性重視の発想。とある一方では、温かみを感じられるモチーフや、手法に挑む。切り分けておいて長い時間を掛けて緩やかに連動していく様。生き方としてかっちょええと思いました。

Skin + Bones: Parallel Practices in Fashion and Architecture
http://www.nact.jp/exhibition_special/2007/skin_and_bones/index.html
2007年6月6日(水)− 8月13日(月)
国立新美術館

新美にもまだいってなかったということで、行って来ました。
会社から深夜帰宅する際はタクシーで裏側を通るので、規模感みたいなのは掴めていたのですが、建物を正面から見るのは初めて。いやあなかなかの佇まい。
展示の企画趣旨はイマイチ腑に落ちないところはあるものの、新しいことにチャレンジしようという意気込みは伝わってきた。


国立新美術館の新しいチャレンジです
 国立新美術館は、絵画や彫刻といった従来の美術作品だけでなく、私達に身近なテーマである建築とファッションの展示にもチャレンジします。美術館として、建築やデザインといった新しい領域をどのように取り上げていくのか、「スキン+ボーンズー1980年代以降の建築とファッション」展は国立新美術館の新しい挑戦です。


確かに、開館以来、古き良き元老院が挙って展示をやっていたのがよろしくなかった。的外れでもいいのでこういうことにチャレンジして行って欲しいと強く思う。

それはさて置き、展示内容はというと、「折る」「包む」「プリントする」などの立体構成の手法を切り口にして、建築とファッションの共通項を見出そうというもの。残念ながら特に新しいものは見出せませんでしたが、手法を整頓して、とある2つで紐解くと―といった見え方は面白い体験だったか。もう一軸「演劇」あたりを入れると、企画としては寄りしっくり来たのではなんて頭をかすめましたが余計なお世話か。

だって、ファッションは夢の世界ですし、建築は超リアリティな世界ですし、人の介在の仕方がまったく別なものですから、見比べようったてそんなにキレイに頭が動かないんですよね。演劇というか舞台のような現実の中の夢みたいな要素があると、もっと冷静に見れたのかなと思った次第。

それにしても建築って、やっぱり特別だなと改めて感じました。計算しつくされた"遊び"が、新しい時間を、体験を作っていく。Webもそうだったはずじゃないか!と憤ってみたり。ちょっと広告化の流れが強すぎるんでしょうね。僕が作るようなモノも。

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